***********Chikoの生涯***********

小学2年、進級と同時に転校。
友達らしい友達も出来ないままの一年。
犬、飼いたいなぁ・・・
犬飼っていいでしょ!?
ことある事に両親へねだる。

そんな、小学3年の春。
知り合いの家に、子犬が生まれ、、、
其処から一匹譲って貰う事になった。
見に行く  どの子も可愛い
私は白い犬を選び、「チコ」と名前をつける。

学校が終わると、一目散。
まだ、小さいチコを散歩へ連れて行ったり
ご飯を上げたりと、チコの世話は私の役目。

半年もしたら、チコは成犬の大きさになる
雑種で中型犬
待て!と言い残し、、、
テレビマンガに夢中になる
チコは、じぃーっと待てをしている
座ったまんまの体勢と、、、どこか、悲しげな目
頭を、おもいきりなでてあげる。

嫌なことがあったりしたすると、、、
私は、チコのヒゲや耳を引っ張ったりしてみる
チコは・・・遊んでもらってると思ってるのか
しっぽを振りながらじゃれて来る。

賢く従順なチコ。。

6年生のある夏の日、、、
近くの友達の家へ遊びに行き、玄関先にチコを繋ぐ
しばらくすると、表が、ただならぬ物音
友達と見に行く
と、、、チコが、3頭の秋田犬に囲まれていた。
3頭は歯をむいて、今にも襲いかかりそう
囲まれたチコは、しっぽを丸め小さくうずくまっていた
体中の血がカッと熱くなる、、、頭の中は真っ白に
思わず、近くにあったスコップを取り
3頭目掛けて向かって行く
びくともしない、、、
小学6年の私にも、かなう相手でもない
とっさに
私はチコをお腹にかくまう様にしてうずくまる
すると、秋田犬の1頭が私に噛みついた。

痛くなはかった。
ただ、怖がっているチコがかわいそうで、、、
長い時間だった様な気がする
上からおおい被さる中で、チコはじっとしている。
きっと現実の時間は、そうでもなかったんだろう
飼い主が来て、大きな声でしかりつけ3頭は繋がれ
私は、知らない大人の人に抱かれ病院へ。

その夜、飼い主の人が謝りに来られる
両親は、馬鹿だと、、私を叱る。

中学1年の夏の終わり、、、
チコは死んだ。。。

夕暮れの誰も居ない製材所の片隅
息が切れるくらい泣いた。
死を受け入れることは出来ない
フラッシュバックする思い出。

あの時の私を、何よりもなぐさめ・・・
たくさんの思いを受け止めてくれ・・・

生まれて初めて
大事なモノを亡くす事の辛さを知った。

                by taka 
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